2010年8月30日月曜日

[独言] 淡路島生活

記録的酷暑の2010年の夏が過ぎていく。8月の大半を淡路島で過ごしている。おかげで、ここ4日程度は日射が強いものの、風が乾いているのか、心地よい。当然夜は過ごしやすい。


淡路島での生活。昨年に続き2度目、少しは慣れている。

当然、車社会。島内は50キロ道路でも40キロで走る事が多い。お年寄りが多いのだろう。たまねぎ満載のトラックもそんな感じ。ちなみに神戸淡路鳴門道には、最低速度(50キロ)が表示がされている。

食事は自炊。買い物は割り切ってジャスコ。23時まで営業。でも肉はそれほど安くない。遅い時間だと旬の野菜は売り切れている。外食はランチでも7〜800円かかる。(きょうランチが390円の店を見つけた。)。夜は20時までに終わるのが大半。お好み焼き、焼肉店などは遅くまでやっている。

コンビニはローソンが主流。(ちゃんとATM付き。)日用品はライフォート(やたら照明が明るい。)

資材等の買い物はコメリ。最寄りは21時まで。淡路島に結構な件数がある。材料も充実していて、別に必要ないのに妙な安心感。ちなみに、家電量販店は洲本方面へ行かなければならない。

宿舎は、ケータイはauはちゃんと電波が入る。(iPhoneは通話できない。)洗濯は乾燥機付きなので、入れておけば3時間程度で終わる。

ラジオは大阪圏と徳島圏の放送局が入る。聴くのはたいていfm802。JFL系なので、ついついj-waveと比べてしまう。j-popは多め。90年代モノのかけ方が若干ベタ。ヘビーローテーションのセンスはいいと思う。(去年も今年も。)週末や夕方のソウルっぽい選曲は、以前のj-waveっぽくてちょっと懐かしい感じ。それでもfm osakaよりはいいかなって思っちゃう。j-popが多い感じとジングルがアメリカンな感じなのは、東京周辺の独立局のようなノリ。

今は公演が迫っているので、時間を割くために、ジャスコに頼ったりしてしまうが、もう少し丁寧に直売所などを探せば、充実した生活が送れると思う。


海にはとりあえず、車で5分で出られる。ちょっと大きな海水浴場も30分程度。温泉も30分程度。この点はぜいたく。まともに買い物したければ、三宮へ1時間程度で出られる。

と、このように考えると、東京周辺では千葉とか、鎌倉とかそんな感じだろうか。それとも、さらに先、三浦とか茅ヶ崎とか?(確かに、駅ビルのようなものがないので、その利便性は除かれる。)小洒落たカフェなども、最近増えているようで、山の中や海に近い所にある。生活していく意欲があれば、千葉、鎌倉と同様な感じで生活できそうだ。

たぶん仕事をするのが難しいのかな、、、。一度は都市部で仕事を獲得して、フリーランスでこちらで生活するということであれば、考えられそう。実際、神戸へバスで通うのも可能なのだろうが、鉄道に比べれば高いし、若干ハードルがある。車も高速が必須という点が難点。

逆に、島内に渡れば、観光気分になれるので、雰囲気をつくるような仕事が、淡路島の今後のビジネスとして向いているかもしれない。この点は、地続きではできない事だと思う。お金を使ってくれる人を呼び込む、お金を使ってもいいなと思える場所にすると、若い人も仕事ができて、いい生活が送れそう。

これは、「観光」ってことなんだと思うけど、場所性に頼らないものが充実するといいのか。○○神社とかでなく、おいしいもの食べて、温泉入ってリラックスして、海眺めてリフレッシュして、とか、体を動かしてみる、アートに触れる、というタイプのものが、既存の手法としては当てはまるのか。当然、農業が主な地域なので、この点もうまく価値をつけて都市部の人を引き込めるのではないだろうか。

単純に豪華志向のホテルとかではなく、きちんと自然に触れられる、体のためになる、人のつながりを生む、というような事が適しているように思う。

東京圏で島となると、伊豆諸島で、船でいかなくてはならないけど、関西では車で来られてしまうのだから(淡路島じゃデカすぎて島っぽくないという話もあるけど、、、)、お手軽なんじゃないのかなと。もっと島らしくていいんじゃないのか。

そうやって見てみると、だいぶ余白ありそうだし、開拓(改拓?)できたら、面白そうだ。(ですよね?イデタさん!)

写真はコチラ

2010年8月26日木曜日

[記録] AAPA関西ツアー中盤

8月10日に大阪入り、11日から淡路島と、関西での滞在で半月が過ぎた。

ここまでの期間中は、昨日一昨日のCTT大阪上演会(=db神戸への創作)に向け、日々、日中は風力発電所でのガイド(合間に作業)→稽古→打合せ、な毎日で、充実してた、、、と思う。イケテルのかイケテナイのか日々悩みながら。

きょうは、一つ区切りがついた感じと、残す所あと1週間で「Outskirts」本番を迎えるという、狭間。大阪、京都から帰ってきたという、個人的感情もあると思うけど、きょうの淡路島の風は、完全に秋風。湿気が少ない。

滞在最初の1週間は環境づくり。地元の人に会いに行ったり、アプローチしたり、福良港をリサーチしたり、webの活用考えたり(twitterとかyoutubeとかblogとかですけど)

AAPA twitterID : @aapa_jp

AAPA YouTube


・永井美里ブログ / YouTube


2週目あたりで、他のダンサー、スタッフ陣1度目の合流(通しでの滞在メンバーは3名)、可能な限り稽古。試作しつつ、ウインドファームでの公演、大阪に合わせてまとめる。期間終盤で少ない時間だったけど、温泉へ行ったり、出田氏の海岸でBBQしたり。yahmanがだいぶ運転してくれたので助かった。

そしてCTT大阪上演会。こちらは、3つの作品の試演会。
本番前に一度、人前で見せる「試演」を初めてやってみたが、なかなかいいものだなと。

「途中段階で一度まとめられる」→適度な緊張感のもとに、創作も進む。
「反応が見られる」→本番に向けてのベクトルを確認できる。問題点も確認できる。
「他の作品も見る事ができる」→気分転換、刺激、お客さんの共有。

上演だけでなく、見た後に合評会もあるから、試演といえどもシビア。特に、自分が作っている音は、我流もいいところなので、どう受け止められるのか、正直怖かった。東京ならまだしも、知り合いもいない大阪で、しかも劇場だったので、完全にAwayのAway。どんな事になるのやら、、、。

頂いた反応。音に関しては「ダンスと環境音楽がだんだん合ってきてよかった」という、ご意見も頂き、だいぶビビってたので、ホッ(嬉)。全体的には、舞台上の動作のバランス具合など、神戸に向けての判断材料を少しでも頂けたのは、有り難いことだと思う。

大阪本番もやりながら思った事は「稽古」というものの大事さ。
適切な慣れの重ねの上での余裕、その余裕が可能にする新たな小さな挑戦が、表現を広げていくのだと。

「稽古」を意識し始めたのは、昨年末に、ヨーロッパツアー前の挨拶で、大野一雄舞踏研究所の稽古場へお邪魔したときに、慶人さんが受講生に仰っていた事、正確には覚えてないけど、日々繰り返し稽古する事が大事だ。ただ繰り返すのでなく、その都度、何をやるか決めて取り組む、という意味のこと。よく言われていることだと思うけど、いわゆる出演者が集っての稽古だけでなく、個人の営みとしての稽古が、特に表現においては大事だなと思った。本番を前提としていない生活としての稽古というものが、大事だなと。本当に当然なことだけど、改めて日々感じております。

回数を重ねる事で、手や体が覚えて判断が速くなる。
ミスにもぶつかるので、対応方法も準備できる。

大阪本番でもいろいろあったけど、神戸に向けて、あと1週間重ねたいと思う。

ちなみに個人的なこの間の写真はコチラ

2010年8月12日木曜日

8月中旬〜9月上旬 関西圏で活動中

ただいまの期間、AAPAで関西圏に滞在して活動しています。

8月12-29日:CEF南あわじウインドファーム ガイド活動
19,20日:南あわじ福良港周辺でアウトドアリハーサル
21,22日:CEF南あわじウインドファームにてパフォーマンス公演
24,25日:CTT大阪上演会
27,28日:南あわじ南淡公民館にて「生活から舞台をつくるワークショップ」
9月2日:ArtTheater dB 神戸にて新作公演「outskirts」

詳細は下方へスクロール、もしくはリンクをたどってみてください!

9月2日 AAPA新作公演「outskirts」 [soundscapeDJ]

9月2日に神戸のDanceBoxで、AAPA新作「outskirts」を上演します。この作品は、昨年の夏に淡路島に滞在した経験から創作しています。山も海も近い「島」生活。しかし、普段の食事や買い物など、基本的な行動は東京近郊と変わらない。都市とは、いったいどこまでなのか。

今回、環境音DJは家電を使います。便利な生活を生み出す家電。これらが生み出すリズムを扱います。

関西での初の本格的な公演となります。ぜひご来場下さい!
(8月29日に淡路島、3日間瀬戸内国際芸術祭を巡り、9月2日に神戸へ、なんてプランはいかがでしょうか!)

本公演は、NPO法人 Dance Box の公募企画「Under the Worklight 2010」へ参加しています。


AAPA新作公演「outskirts」
2010. 9.2
ArtTheater dB 神戸
19:30 開演(19:00受付開始 19:20開場)
¥1,500(前売・当日共通)

[構成・演出] 上本竜平    
[ダンス] 永井美里 朝弘佳央理 三枝はな 足立七瀬
[環境音響] 國府田典明
[美術] 青木祐輔
[映像装置] 景山泰孝
[衣装] 松下沙花
[主催] AAPA


ArtTheater dB 神戸
http://www.db-dancebox.org
〒653-0041神戸市長田区久保町6-1
アスタくにづか4番館4階
TEL: 078-646-7044 FAX: 078-646-7045


AAPA
http://aapa.jp/

8月24-25日 AAPA CTT大阪上演会Vol.8に参加 [soundscapeDJ]

せっかく淡路島にもいて、神戸でも公演を行うので、大阪でも公演させていただきます。9月2日の神戸danceboxでの新作「outskirts」に先駆けて、「outskirts(抜粋)」を上演します。30分ショートバージョンです。関西圏の方はぜひいらして下さい。今回、環境音DJは、家電を使います。


C.T.T.大阪事務局上演会 vol.8
2010.8.24-25
両日とも19:00〜 ※受付開始、開場は開演の30分前。
ウイングフィールド http://www.wing-f.co.jp / tel:06-6211-8427)
¥950 (前売・当日共通)

【参加団体】
けのび 『等々力』
A.A.C.P.(Association for the Advancement of Creative Primitives) 『I like your eyes』
AAPA(アアパ/ Away at Perfoming Arts) 『outskirts (抜粋)』

【予約方法】
観劇希望日、お名前、連絡先を下記メールアドレスにお知らせ下さい。
その他問合せも承っております。
cttosk@gmail.com / 090-7484-5997(ミタムラ)

企画・製作:C.T.T.大阪事務局
共催:ウイングフィールド


AAPA
http://aapa.jp/

8月19,20,27,28日 AAPA 南あわじ福良港周辺で活動 [event][soundscapeDJ]

AAPAで8月末まで淡路島に滞在しています。今年は前述の風力発電所以外でも活動を行います。場所は淡路島の南端の港、福良港周辺です。

19,20日には、福良港周辺の野外において、創作活動を行います。27,28日には、南淡公民館(福良)にて、生活から舞台を創作するワークショップを行います。

言ってしまえば田舎。しかし、コンビニやスーパーはあって、東京と同じような生活もできる。周りにあるものを使って、何ができるのか、考えながら・・・。


AAPA アウトドアリハーサル / パフォーマンス
2010.8.19-20
兵庫県南あわじ市福良港周辺
主に日中。いらっしゃる方は、ご連絡ください。


AAPA 生活から舞台をつくるワークショップ
2010.8.27-28
南淡公民館
両日18:30-21:00
¥500
予約はメールで:info[at]aapa.jp

AAPA
http://aapa.jp/

8月12-29日 AAPA CEF南あわじウインドファームのガイド [event]

AAPAでは、本日12日より、兵庫県南あわじ市にある、CEF南あわじウインドファームでガイド活動を行っております。こちらには15機の風車(風力発電機)が稼働する大規模の風力発電所です。実際に風車の下までご案内します。高台にあるため、瀬戸内海や四国も見る事ができます。

21、22日には、発電所内でAAPAのパフォーマンス公演も行います。
関西圏、四国方面へお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。


CEF南あわじウインドファーム AAPA ガイド
2010.8.12 - 29
CEF南あわじウインドファーム(兵庫県南あわじ市阿那賀1629-15)
各日10:00 ~ 17:00(30分毎にご案内しております。)
入場無料
※8/19(木)、20(金)、24(火)、25(水)は休み。雨天の場合は中止となります。


風車見学ガイド+AAPAダンスパフォーマンス
2010.8.21- 22
両日16:30 スタート実施/公演は約30分
野外で行われるため立ち見でのご鑑賞となります。
雨天の場合は中止となります。


AAPA
http://aapa.jp/

CEF南あわじウインドファーム
http://www.cef.co.jp/