2010年8月26日木曜日

[記録] AAPA関西ツアー中盤

8月10日に大阪入り、11日から淡路島と、関西での滞在で半月が過ぎた。

ここまでの期間中は、昨日一昨日のCTT大阪上演会(=db神戸への創作)に向け、日々、日中は風力発電所でのガイド(合間に作業)→稽古→打合せ、な毎日で、充実してた、、、と思う。イケテルのかイケテナイのか日々悩みながら。

きょうは、一つ区切りがついた感じと、残す所あと1週間で「Outskirts」本番を迎えるという、狭間。大阪、京都から帰ってきたという、個人的感情もあると思うけど、きょうの淡路島の風は、完全に秋風。湿気が少ない。

滞在最初の1週間は環境づくり。地元の人に会いに行ったり、アプローチしたり、福良港をリサーチしたり、webの活用考えたり(twitterとかyoutubeとかblogとかですけど)

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2週目あたりで、他のダンサー、スタッフ陣1度目の合流(通しでの滞在メンバーは3名)、可能な限り稽古。試作しつつ、ウインドファームでの公演、大阪に合わせてまとめる。期間終盤で少ない時間だったけど、温泉へ行ったり、出田氏の海岸でBBQしたり。yahmanがだいぶ運転してくれたので助かった。

そしてCTT大阪上演会。こちらは、3つの作品の試演会。
本番前に一度、人前で見せる「試演」を初めてやってみたが、なかなかいいものだなと。

「途中段階で一度まとめられる」→適度な緊張感のもとに、創作も進む。
「反応が見られる」→本番に向けてのベクトルを確認できる。問題点も確認できる。
「他の作品も見る事ができる」→気分転換、刺激、お客さんの共有。

上演だけでなく、見た後に合評会もあるから、試演といえどもシビア。特に、自分が作っている音は、我流もいいところなので、どう受け止められるのか、正直怖かった。東京ならまだしも、知り合いもいない大阪で、しかも劇場だったので、完全にAwayのAway。どんな事になるのやら、、、。

頂いた反応。音に関しては「ダンスと環境音楽がだんだん合ってきてよかった」という、ご意見も頂き、だいぶビビってたので、ホッ(嬉)。全体的には、舞台上の動作のバランス具合など、神戸に向けての判断材料を少しでも頂けたのは、有り難いことだと思う。

大阪本番もやりながら思った事は「稽古」というものの大事さ。
適切な慣れの重ねの上での余裕、その余裕が可能にする新たな小さな挑戦が、表現を広げていくのだと。

「稽古」を意識し始めたのは、昨年末に、ヨーロッパツアー前の挨拶で、大野一雄舞踏研究所の稽古場へお邪魔したときに、慶人さんが受講生に仰っていた事、正確には覚えてないけど、日々繰り返し稽古する事が大事だ。ただ繰り返すのでなく、その都度、何をやるか決めて取り組む、という意味のこと。よく言われていることだと思うけど、いわゆる出演者が集っての稽古だけでなく、個人の営みとしての稽古が、特に表現においては大事だなと思った。本番を前提としていない生活としての稽古というものが、大事だなと。本当に当然なことだけど、改めて日々感じております。

回数を重ねる事で、手や体が覚えて判断が速くなる。
ミスにもぶつかるので、対応方法も準備できる。

大阪本番でもいろいろあったけど、神戸に向けて、あと1週間重ねたいと思う。

ちなみに個人的なこの間の写真はコチラ

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