2011年8月2日火曜日

[思考] 世界の端っこの国ニッポン

世界の陸地を中心に見れば、やっぱり日本は端っこの国だ。
アジア圏においても東端。
人口は1億3千程。
人種はほぼ単一といってよく、宗教は神教・仏教だが多神教体質、島国体質、
第二次世界大戦後の天皇象徴化、西洋化の影響で、ほぼ無宗教といってもいい。
勤勉な性格が根底にあり、集団行動が得意。
世界有数の大都市、東京が首都。現代的な都市がいくつかあるが、山間部など緑地面積も多い。
本州・九州の各都市間には新幹線が走り、狭い国土ながら飛行機は各地に飛んでいる。
生活環境におけるテクノロジーは世界最高水準で、携帯電話は人家エリアの99%に到達していると言われる。
よほどの山中でない限りどこでも、インターネットには何かしらの手段でアクセスできる。
大抵の場所で移動しながらのモバイルアクセスも可能。
田舎でも水洗トイレが主流で、ウォッシュレットも普及してきている。
生活水準は、概ね均衡状態といえるが、都市部では家賃が高く、郊外や田舎では賃金が安いため、
一概に生活がしやすいとは言い難い。

TVの浸透率が高く、大手メディアの影響を受けやすい。
文化は各地にそれぞれの手法で存在するが、後継不足で成長、進化の可能性は低い。
田舎回帰の風潮もあり、血縁地縁とは異なる形での継承が上向く可能性も。

島国ゆえ、外国人の流入に慣れておらず、英語も通じにくい。
物価は世界的に見ても高いため、海外からの観光客は他の先進国に比べて、その総数は少ないと思われる。
そのため、ドメスティックな文化傾向になりがち。文化を輸入しても大抵、日本風味に味付けされる。

思考、解釈の水準はやや低く、消費趣味が高じている事が多く見られる。

基本的に真面目な人種であり、それぞれが主体を持てば、かなり高度な文明社会が期待できるのだが、
大勢趣向で問題が表面化しにくく、実体は無関心社会であるという面もある。

勤勉な性格を反映して、優秀なデザイナーや研究者は多い。
高度なデザインを行う事ができるが、技術ベースになりがちで、世界的に通用するテイストはなかなかない。
職種のバリエーションは、かなり多岐に渡るが、これも国内的なものが多い。

本質的に良いものは、大勢趣向と逆に位置しやすく、一般的なガイドブックやメディアで取り上げれられる事が少ない。
実際には、探す事でかなり多くの「良いもの」に出会える。

アジアの、世界の「端っこの国・日本」は孤高なのか。孤独なのか。

(インドに行って思った事)

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