2010年11月19日金曜日

11月19日 - 12月12日 大野一雄フェスティバル2010 [operation]

いよいよ1ヶ月間のダンスフェスティバルが始まります。
横浜馬車道のBankART StudioNYKで、大野一雄フェスティバル2010を開催。
大御所から若手まで、いい意味で日本的なといってもいい、独自視線のダンスフェスティバルです。昨年はAAPAも公演しました。今回は個人で基本的な音響を担当しています。

BankART StudioNYKは、以前は日本郵船の倉庫でした。そのため、基本コンクリートの大空間です。劇場空間とは異なる環境において、多数の公演が行われます。

またコミュニティダンスとしてのパラパラ。日本のダンスカルチャーとして真面目に思考します。ぜひ注目を。


日付と出演者だけ↓詳細は 大野一雄フェスティバル2010 website

11月19日[金]
オープニング公演「 Hallelujah!( ハレルヤ)」
笠井 叡+高井富子+創作ダンスひまわり会
終演後「大野一雄フェスティバル2010」オープニングパーティーを開催します。

11月20日[土]

飴屋法水「 体の壁の前で考える」


11月21日[日]

BABY-Q「 INSTANT OBLIVION」

音楽・出演:灰野敬二中原昌也 映像:ROKAPENIS

出演:ケンジル・ビエンかなたなか吉川千恵斎藤 亮新宅一平 他

演出・出演:東野祥子 演出・音楽:カジワラトシオ


11月23日[火・祝]

「百年の舞踏」

中嶋 夏+山崎広太+金 満里+羊屋白玉&スカンク+大橋可也&ダンサーズ +公募参加者「O氏への旅 O氏からの旅」

11月26日[金] 27日[土]
タバマ企画「 あの女性~アノヒト~」
構成・演出:
田畑真希 振付・出演:尾形直子カスヤマリコ篠崎芽美[珍しいキノコ舞踊団]関かおり田畑真希長井江里奈[まことクラヴ]
音楽・演奏:
土澤弘秀菅原勝文 企画協力:タバマ企画

11月26日[金]
中村恩恵+岡登志子「即興45min. 無の地点」レイトショー
中村恩恵岡登志子井野信義[ベース]+今井和雄[ギター]


11月28日[日]

O氏への旅 O氏からの旅」

上杉満代+大森政秀+Abe“M”aria+黑沢美香+大野一雄舞踏研究所研究生


12月3日[金] 4日[土]
ズニ・イコサヘドロン
Lecture & Performance 特別版上演とトーク
ズニ・イコサヘドロン「 Flee by Night[夜奔]
演出:
ダニー・ユン[榮念曾]
出演:
ヤン・ヤン[楊陽]+リ・リタ[李立特]+スン・チン[孫晶] +リウ・シアオユン[劉嘯贇]
アフタートークゲスト:12月3日[金]
内野儀 (演劇評論家),12月4日[土]佐藤信 (劇作家・演出家)


12月5日[日]
「リコンストラクション ラ・アルヘンチーナ頌」
森村泰昌[新作パフォーマンス映像]+ 及川廣信KENTARO!!小沼淳 
監修:大野慶人


12月5日[日]
横浜ダンス界隈2010
藍木二朗穴井 豪テニスコーツ雪 雄子おやつテーブルCAVA梅棒松本充明

12月7日[火]
コミュニティダンスとしてのPARAPARA
ラウンドテーブル :
高橋和子[舞踊教育]+宮地弘和[元Twinstar支配人]+松本みつぐ[DJ]+輪島裕介[ ポピュラー音楽研究]他 
振付・出演:
古家優里プロジェクト大山カワムラアツノリ初期型 他

12月11日[土]12日[日]
ヴッパタールタンツテアター&大野慶人「たしかな朝」
Julie Anne StanzakEddie Martinez大野慶人



[期間中の展示]
11月19日[金]~12月12日[日]大野一雄の世界展

2010年11月5日金曜日

11月6-7日 AAPA[東京] x 矢中の杜[つくば] 舞台公演プロジェクト「ブランク」 [soundscapeDJ]



つくばの中心部からバスで30分程、筑波山麓付近にある北条という町に、「矢中の杜」という場所があります。
ここには、昭和の御屋敷「旧矢中邸」があります。

「マノール」をはじめとする、現在でもホームセンターでばっちり販売されている建材の開発を行っていた矢中氏が、
その性能を試すためにつくられたともいわれる、この昭和の邸宅は、ちょっと変わっています。
例えば、天井が平らであること。開発した防水剤を使用する事で、この屋根を可能にしたとも。
この他にも、豪華な設備は、博物館に来ているかのような錯覚さえ覚え、これらを目の当たりにする事ができます。

40年以上の間、街に埋もれていたこの邸宅は、新しい所有者と筑波大の学生の手によって清掃が行なわれ、
“矢中の杜”の守り人の管理の下、地域の文化遺産「矢中の杜」として保存活用が試みられています。
この場所で、AAPAの公演を開催することになりました。

矢中の杜の理事長の早川君は、「変わっていく関係のなかで、変わらないもの」を表現したい、
それがきっと、これからの地域を、文化遺産を、ダンスを考えていくきっかけになるんじゃないかなと、
話してくれました。


終わりのある「物」と終わらない「言葉」。
終わりのあとにあるブランク(空白)。
それは新しいものの始まり。


邸宅が示す時間の長さ、そこに関わる人の変遷、
人の身体も時間が経ち、意識は変わっていけるのか


秋のつくばへ、ぜひ足をお運び下さい。
ご予約は、直接私へご連絡くださっても大丈夫です。
予約状況では、現在、土曜日の夕方がおすすめです。
邸宅の様子は下記アドレスからご覧下さい。



AAPA[東京] x 矢中の杜[つくば]  舞台公演プロジェクト「ブランク」

【構成・演出】上本竜平 【ダンス】永井美里 柿崎茉莉子 西園美彌 【環境音響】國府田典明

【日時】
2010年11月6日(土)12:00~/16:00~
2010年11月7日(日)12:00~/16:00~
※受付は上記の開演時間の15分前です
※本公演は屋外でのパフォーマンスがあります。
雨天時は屋内のみでの上演となります。

【会場】
矢中の杜(旧矢中邸)
住所:つくば市北条94-1
(常陽銀行筑波支店様の東側に2軒目隣)
*駐車場は商店街の共用駐車場をご利用ください

【料金】
2000円 ☆要予約
客席に人数制限があるため、必ず事前にご予約ください。当日のご来場も受け付けておりますが、人数制限でお断りする可能性もございますので、ご了承ください。

※直接、私へご連絡くださっても大丈夫です。


【主催】NPO法人“矢中の杜”の守り人 / AAPA

【ご予約・お問い合わせ先】
ご予約の方は希望日・氏名・連絡先を記載の上、下記のメールアドレスまでご連絡くださいませ。
NPO法人“矢中の杜”の守り人
E-mail : yanaka.no.mori[at]gmail.com



NPO法人"矢中の杜"の守り人
http://yanakanomori.tsukuba.ch/

AAPA
http://aapa.jp/

2010年10月18日月曜日

10月24日 TxT つくクリエイティブ開催 [event]

今度の日曜日はこちらです。意外に近い「つくば」!最先端の田舎「つくば」!で遊ぶ(広義の意)、TxT(ティー・バイ・ティー)プロジェクト。日本百名山「最低」の高さの筑波山に登ります!つくばの米を食べます!夕方はちょっと変わった昭和邸宅「矢中の杜」でゆっくりして、初秋を楽しみませんか?

TxTプロジェクト秋の陣は、「たべる×つくる」をテーマにした筑波山登山です。「西の富士、東の筑波」と並び称される美しい山「筑波山」、標高877mと日本百名山の中でもっとも低いので、体力に自信のない方でも楽しめます!

・登山をしながらの写真ワークショップ「フォトカレンダー」(produced by「大人図工」)

・つくばの食材、旬の食材を自由にチョイスする「つく丼」(produced by「モコメシ」)

・昭和の邸宅「旧矢中邸」でのガイドツアー(produced by「矢中の杜の守り人」)

・翌月「旧矢中邸」で開催されるAAPA(アアパ/Away at Performing Arts)の予告パフォーマンス(produced byAAPA」)

と、登山以外にも魅力が満載です。秋葉原駅からわずか45分(最短)のつくば駅スタートで、お気軽に「自然」を楽しんでみませんか。

【つくリエイティブ~たべる×つくる×とざん~】

◆日程:10/24()9:30-20:30

◆集合:つくばエクスプレスつくば駅改札

◆定員:30名(定員に達し次第締め切らせていただきます)

◆持ち物:登山しやすい服装、運動靴、タオル

◆イベントの流れ:

1.筑波山登山&「フォトカレンダー」ワークショップ

2.旧矢中邸見学ツアー

3.旧矢中邸で「つく丼」パーティ

4.つくば駅解散

※つくば駅からの各種移動は車送迎になります。

※雨天の場合は、筑波山登山がつくば周辺の車観光に変更になります。

◆参加料:3500(旧矢中邸使用見学料・パーティ料含む、昼食代別)

◆参加申込:

件名に「10/24イベント参加希望」、本文に「参加者それぞれのお名前、電話番号、

メールアドレス、普段の運動状況」を記入の上、TxT事務局(tokyoxtsukuba[at mark]gmail.com)までメールにてご連絡をお願いします。

◆企画運営:

TxTproject http://tokyoxtsukuba.blogspot.com/

NPO法人"矢中の杜"の守り人 http://yanakanomori.tsukuba.ch/

・大人図工 http://otonazukou.art.coocan.jp/

・モコメシ http://mocomeshi.org/

2010年8月30日月曜日

[独言] 淡路島生活

記録的酷暑の2010年の夏が過ぎていく。8月の大半を淡路島で過ごしている。おかげで、ここ4日程度は日射が強いものの、風が乾いているのか、心地よい。当然夜は過ごしやすい。


淡路島での生活。昨年に続き2度目、少しは慣れている。

当然、車社会。島内は50キロ道路でも40キロで走る事が多い。お年寄りが多いのだろう。たまねぎ満載のトラックもそんな感じ。ちなみに神戸淡路鳴門道には、最低速度(50キロ)が表示がされている。

食事は自炊。買い物は割り切ってジャスコ。23時まで営業。でも肉はそれほど安くない。遅い時間だと旬の野菜は売り切れている。外食はランチでも7〜800円かかる。(きょうランチが390円の店を見つけた。)。夜は20時までに終わるのが大半。お好み焼き、焼肉店などは遅くまでやっている。

コンビニはローソンが主流。(ちゃんとATM付き。)日用品はライフォート(やたら照明が明るい。)

資材等の買い物はコメリ。最寄りは21時まで。淡路島に結構な件数がある。材料も充実していて、別に必要ないのに妙な安心感。ちなみに、家電量販店は洲本方面へ行かなければならない。

宿舎は、ケータイはauはちゃんと電波が入る。(iPhoneは通話できない。)洗濯は乾燥機付きなので、入れておけば3時間程度で終わる。

ラジオは大阪圏と徳島圏の放送局が入る。聴くのはたいていfm802。JFL系なので、ついついj-waveと比べてしまう。j-popは多め。90年代モノのかけ方が若干ベタ。ヘビーローテーションのセンスはいいと思う。(去年も今年も。)週末や夕方のソウルっぽい選曲は、以前のj-waveっぽくてちょっと懐かしい感じ。それでもfm osakaよりはいいかなって思っちゃう。j-popが多い感じとジングルがアメリカンな感じなのは、東京周辺の独立局のようなノリ。

今は公演が迫っているので、時間を割くために、ジャスコに頼ったりしてしまうが、もう少し丁寧に直売所などを探せば、充実した生活が送れると思う。


海にはとりあえず、車で5分で出られる。ちょっと大きな海水浴場も30分程度。温泉も30分程度。この点はぜいたく。まともに買い物したければ、三宮へ1時間程度で出られる。

と、このように考えると、東京周辺では千葉とか、鎌倉とかそんな感じだろうか。それとも、さらに先、三浦とか茅ヶ崎とか?(確かに、駅ビルのようなものがないので、その利便性は除かれる。)小洒落たカフェなども、最近増えているようで、山の中や海に近い所にある。生活していく意欲があれば、千葉、鎌倉と同様な感じで生活できそうだ。

たぶん仕事をするのが難しいのかな、、、。一度は都市部で仕事を獲得して、フリーランスでこちらで生活するということであれば、考えられそう。実際、神戸へバスで通うのも可能なのだろうが、鉄道に比べれば高いし、若干ハードルがある。車も高速が必須という点が難点。

逆に、島内に渡れば、観光気分になれるので、雰囲気をつくるような仕事が、淡路島の今後のビジネスとして向いているかもしれない。この点は、地続きではできない事だと思う。お金を使ってくれる人を呼び込む、お金を使ってもいいなと思える場所にすると、若い人も仕事ができて、いい生活が送れそう。

これは、「観光」ってことなんだと思うけど、場所性に頼らないものが充実するといいのか。○○神社とかでなく、おいしいもの食べて、温泉入ってリラックスして、海眺めてリフレッシュして、とか、体を動かしてみる、アートに触れる、というタイプのものが、既存の手法としては当てはまるのか。当然、農業が主な地域なので、この点もうまく価値をつけて都市部の人を引き込めるのではないだろうか。

単純に豪華志向のホテルとかではなく、きちんと自然に触れられる、体のためになる、人のつながりを生む、というような事が適しているように思う。

東京圏で島となると、伊豆諸島で、船でいかなくてはならないけど、関西では車で来られてしまうのだから(淡路島じゃデカすぎて島っぽくないという話もあるけど、、、)、お手軽なんじゃないのかなと。もっと島らしくていいんじゃないのか。

そうやって見てみると、だいぶ余白ありそうだし、開拓(改拓?)できたら、面白そうだ。(ですよね?イデタさん!)

写真はコチラ

2010年8月26日木曜日

[記録] AAPA関西ツアー中盤

8月10日に大阪入り、11日から淡路島と、関西での滞在で半月が過ぎた。

ここまでの期間中は、昨日一昨日のCTT大阪上演会(=db神戸への創作)に向け、日々、日中は風力発電所でのガイド(合間に作業)→稽古→打合せ、な毎日で、充実してた、、、と思う。イケテルのかイケテナイのか日々悩みながら。

きょうは、一つ区切りがついた感じと、残す所あと1週間で「Outskirts」本番を迎えるという、狭間。大阪、京都から帰ってきたという、個人的感情もあると思うけど、きょうの淡路島の風は、完全に秋風。湿気が少ない。

滞在最初の1週間は環境づくり。地元の人に会いに行ったり、アプローチしたり、福良港をリサーチしたり、webの活用考えたり(twitterとかyoutubeとかblogとかですけど)

AAPA twitterID : @aapa_jp

AAPA YouTube


・永井美里ブログ / YouTube


2週目あたりで、他のダンサー、スタッフ陣1度目の合流(通しでの滞在メンバーは3名)、可能な限り稽古。試作しつつ、ウインドファームでの公演、大阪に合わせてまとめる。期間終盤で少ない時間だったけど、温泉へ行ったり、出田氏の海岸でBBQしたり。yahmanがだいぶ運転してくれたので助かった。

そしてCTT大阪上演会。こちらは、3つの作品の試演会。
本番前に一度、人前で見せる「試演」を初めてやってみたが、なかなかいいものだなと。

「途中段階で一度まとめられる」→適度な緊張感のもとに、創作も進む。
「反応が見られる」→本番に向けてのベクトルを確認できる。問題点も確認できる。
「他の作品も見る事ができる」→気分転換、刺激、お客さんの共有。

上演だけでなく、見た後に合評会もあるから、試演といえどもシビア。特に、自分が作っている音は、我流もいいところなので、どう受け止められるのか、正直怖かった。東京ならまだしも、知り合いもいない大阪で、しかも劇場だったので、完全にAwayのAway。どんな事になるのやら、、、。

頂いた反応。音に関しては「ダンスと環境音楽がだんだん合ってきてよかった」という、ご意見も頂き、だいぶビビってたので、ホッ(嬉)。全体的には、舞台上の動作のバランス具合など、神戸に向けての判断材料を少しでも頂けたのは、有り難いことだと思う。

大阪本番もやりながら思った事は「稽古」というものの大事さ。
適切な慣れの重ねの上での余裕、その余裕が可能にする新たな小さな挑戦が、表現を広げていくのだと。

「稽古」を意識し始めたのは、昨年末に、ヨーロッパツアー前の挨拶で、大野一雄舞踏研究所の稽古場へお邪魔したときに、慶人さんが受講生に仰っていた事、正確には覚えてないけど、日々繰り返し稽古する事が大事だ。ただ繰り返すのでなく、その都度、何をやるか決めて取り組む、という意味のこと。よく言われていることだと思うけど、いわゆる出演者が集っての稽古だけでなく、個人の営みとしての稽古が、特に表現においては大事だなと思った。本番を前提としていない生活としての稽古というものが、大事だなと。本当に当然なことだけど、改めて日々感じております。

回数を重ねる事で、手や体が覚えて判断が速くなる。
ミスにもぶつかるので、対応方法も準備できる。

大阪本番でもいろいろあったけど、神戸に向けて、あと1週間重ねたいと思う。

ちなみに個人的なこの間の写真はコチラ

2010年8月12日木曜日

8月中旬〜9月上旬 関西圏で活動中

ただいまの期間、AAPAで関西圏に滞在して活動しています。

8月12-29日:CEF南あわじウインドファーム ガイド活動
19,20日:南あわじ福良港周辺でアウトドアリハーサル
21,22日:CEF南あわじウインドファームにてパフォーマンス公演
24,25日:CTT大阪上演会
27,28日:南あわじ南淡公民館にて「生活から舞台をつくるワークショップ」
9月2日:ArtTheater dB 神戸にて新作公演「outskirts」

詳細は下方へスクロール、もしくはリンクをたどってみてください!

9月2日 AAPA新作公演「outskirts」 [soundscapeDJ]

9月2日に神戸のDanceBoxで、AAPA新作「outskirts」を上演します。この作品は、昨年の夏に淡路島に滞在した経験から創作しています。山も海も近い「島」生活。しかし、普段の食事や買い物など、基本的な行動は東京近郊と変わらない。都市とは、いったいどこまでなのか。

今回、環境音DJは家電を使います。便利な生活を生み出す家電。これらが生み出すリズムを扱います。

関西での初の本格的な公演となります。ぜひご来場下さい!
(8月29日に淡路島、3日間瀬戸内国際芸術祭を巡り、9月2日に神戸へ、なんてプランはいかがでしょうか!)

本公演は、NPO法人 Dance Box の公募企画「Under the Worklight 2010」へ参加しています。


AAPA新作公演「outskirts」
2010. 9.2
ArtTheater dB 神戸
19:30 開演(19:00受付開始 19:20開場)
¥1,500(前売・当日共通)

[構成・演出] 上本竜平    
[ダンス] 永井美里 朝弘佳央理 三枝はな 足立七瀬
[環境音響] 國府田典明
[美術] 青木祐輔
[映像装置] 景山泰孝
[衣装] 松下沙花
[主催] AAPA


ArtTheater dB 神戸
http://www.db-dancebox.org
〒653-0041神戸市長田区久保町6-1
アスタくにづか4番館4階
TEL: 078-646-7044 FAX: 078-646-7045


AAPA
http://aapa.jp/

8月24-25日 AAPA CTT大阪上演会Vol.8に参加 [soundscapeDJ]

せっかく淡路島にもいて、神戸でも公演を行うので、大阪でも公演させていただきます。9月2日の神戸danceboxでの新作「outskirts」に先駆けて、「outskirts(抜粋)」を上演します。30分ショートバージョンです。関西圏の方はぜひいらして下さい。今回、環境音DJは、家電を使います。


C.T.T.大阪事務局上演会 vol.8
2010.8.24-25
両日とも19:00〜 ※受付開始、開場は開演の30分前。
ウイングフィールド http://www.wing-f.co.jp / tel:06-6211-8427)
¥950 (前売・当日共通)

【参加団体】
けのび 『等々力』
A.A.C.P.(Association for the Advancement of Creative Primitives) 『I like your eyes』
AAPA(アアパ/ Away at Perfoming Arts) 『outskirts (抜粋)』

【予約方法】
観劇希望日、お名前、連絡先を下記メールアドレスにお知らせ下さい。
その他問合せも承っております。
cttosk@gmail.com / 090-7484-5997(ミタムラ)

企画・製作:C.T.T.大阪事務局
共催:ウイングフィールド


AAPA
http://aapa.jp/

8月19,20,27,28日 AAPA 南あわじ福良港周辺で活動 [event][soundscapeDJ]

AAPAで8月末まで淡路島に滞在しています。今年は前述の風力発電所以外でも活動を行います。場所は淡路島の南端の港、福良港周辺です。

19,20日には、福良港周辺の野外において、創作活動を行います。27,28日には、南淡公民館(福良)にて、生活から舞台を創作するワークショップを行います。

言ってしまえば田舎。しかし、コンビニやスーパーはあって、東京と同じような生活もできる。周りにあるものを使って、何ができるのか、考えながら・・・。


AAPA アウトドアリハーサル / パフォーマンス
2010.8.19-20
兵庫県南あわじ市福良港周辺
主に日中。いらっしゃる方は、ご連絡ください。


AAPA 生活から舞台をつくるワークショップ
2010.8.27-28
南淡公民館
両日18:30-21:00
¥500
予約はメールで:info[at]aapa.jp

AAPA
http://aapa.jp/

8月12-29日 AAPA CEF南あわじウインドファームのガイド [event]

AAPAでは、本日12日より、兵庫県南あわじ市にある、CEF南あわじウインドファームでガイド活動を行っております。こちらには15機の風車(風力発電機)が稼働する大規模の風力発電所です。実際に風車の下までご案内します。高台にあるため、瀬戸内海や四国も見る事ができます。

21、22日には、発電所内でAAPAのパフォーマンス公演も行います。
関西圏、四国方面へお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。


CEF南あわじウインドファーム AAPA ガイド
2010.8.12 - 29
CEF南あわじウインドファーム(兵庫県南あわじ市阿那賀1629-15)
各日10:00 ~ 17:00(30分毎にご案内しております。)
入場無料
※8/19(木)、20(金)、24(火)、25(水)は休み。雨天の場合は中止となります。


風車見学ガイド+AAPAダンスパフォーマンス
2010.8.21- 22
両日16:30 スタート実施/公演は約30分
野外で行われるため立ち見でのご鑑賞となります。
雨天の場合は中止となります。


AAPA
http://aapa.jp/

CEF南あわじウインドファーム
http://www.cef.co.jp/

2010年7月7日水曜日

7月9日 Frei [DJ]

3月にも参加させてもらった "Frei" で、DJします。

お酒飲む人がいて、体揺らす人いる。
非常にシンプルなイベントです。

盛り上がっても、じっくり飲んでも、いい。
小さなBarで、深い時間を過ごしていきませんか。

2010.7.9
BAR SAZANAMI 【渋谷】
23:00-
¥1000/1d

BAR SAZAMAMI

2010年7月1日木曜日

7月2日,4日 「小川水素|GRIDの作り方」 [event][performance]

小川水素さんの公演に出演することになりました。ワークショップも開催しますので、ぜひ、ご参加下さい!
小川水素さんのダンスの面白さについてはこちら

ただいま開催中のWhenever Whereever Festival 2010でのワークショップとショーイングです。小川水素さんが2008年から行っている、歩く動きの振付方法[GRID]の発展の仕方をテーマに、共同で創作を行います。
[GRID]のサンプル映像はこちら→[GRID][GRID 3]

またワークショップ2日目の7/4はサイトスペシフィックダンスとして、このワークショップで生まれた作品のショーイングを行います。こちらはワークショップの参加者にも出演して頂きます。サイトスペシフィックダンスでは、劇場での上演を前提として踊られるダンスではなく、環境に呼応して生まれる動き=ダンスを発見する新しい試みとしてアサヒアートスクエアの階段を使います。

ダンスの経験は全く問いません(自分が参加するくらいなので)。デザイン関連の活動を行っている方にも楽しんで頂ける内容です。出演者として、ふるってご応募ください。2日のプログラムですが、一日のみの参加も可能です。ぜひご参加ください。



「小川水素|GRIDの作り方」
セルフ・コーチング+ショーイング(site specific dance)

7/2[金]I…18:00−21:30|森下スタジオ Bスタジオ
7/4[日]II…10:00−12:00|アサヒ・アートスクエア(※ショーイングは18時30分〜)

料金:7/2のみ…2,500円
   7/2,4両日…4,000円
   (4日のみのご参加も個人的にご相談下さい)

ショーイング(w.s.参加者の希望者)|
7/4[日] 18:30−(19:00終了予定)|観覧はドネーション
「Site-specific Dance」(アサヒ・アートスクエア中庭)にて発表
*4日は他にもいろいろなダンス企画がやっていますので楽しいと思います。詳しくはWhenever Whereever Festival 2010サイトにてご確認ください。

ご予約方法:
以下の事項をご記入の上メールにてお申し込みください。詳細はお申し込み後の返信メールをご確認ください。
•プログラム名 (小川水素 [GRIDの作り方]W.S.)
•日時 7/2のみ、7/4のみ、7/2と4、ショーイング(4日)の参加/不参加も御記入ください。
•氏名
•年齢
•電話番号
•E-MAIL

お申し込み先:workshop@bodyartslabo.com
もしくは、私まで

参加料金は当日清算となります。またお申し込み後のキャンセルは受け付けておりません。やむを得ない事情でキャンセルされる場合は、必ず事前のご連絡をお願いします。

[紹介] 小川水素の「ダンス」の作り方

AAPAで活動し始めて、興味を持ち始めたダンスですが、まさか自分でもやってみたい「ダンス」に出会えるとは、思ってませんでした(高校時代もストリート風ダンスはやってましたが)。その「ダンス」を行っているのが小川水素さんです。



その「ダンス」の特徴とは、


A:ルールを共有する

舞台上のダンサーは身体の形を共有(振付)するのではなく、行動のルールを共有している

→哲学を作り概念的に利用する


B:根本的な身体の動きによる創作

身体の基本的機能と重力の要素によって、物理的に導きだされる身体の動きから創作している

→物理的な事象に基づく創作


X:ダンサーの思考の排除による意識の集中

「自分の身体」と「他人の気配」に対して意識を集中する事によって、複数での動きを成立させる



と、ざっくり挙げてみました。

AとBについては、メディアアート作品の特徴と近いのではないかと、個人的に思います。


メディアアートの場合、

・Aについては

作品が目に見える(または聞こえる)最終形態を、作家が定めたルールによって結果的に導きだすという手法。

プログラミング、スイッチングなどを利用し、その設置環境の情報を動的に編集してアウトプットする、

という事に近いと感じています。


・Bについては

扱う事象として、個人的、独創的なストーリーを軸とするのではなく、物理的に存在する作用を利用していく。

音の可視化、光の情報利用など、物理現象そのものを扱うことが多いのもメディアアートの特徴といえるでしょう。


メディアアートの醍醐味である、観客が演者(作品)に対してアプローチする、

ということはまだ模索中ですが、そのような可能性も非常に大きくあるのではないかと感じています。


そして、メディアアートでは、なかなか表現できないことが、Xの項目です。

これは、完全に感覚によって身体を連携させていく行為で、ダンスならではの表現です。

ダンスでは、音楽によって、身体を同期させていくケースが多いのですが、

水素さんの創作では、音楽ではなく、身体と身体の気配によって同期させていきます。


一見、A、Bによって、非常に計算的に創作されているのかと思いきや、最終的な身体の連携は、Xの「人の気配の感覚」だ、

という点が、人がやるからこそ面白い創作であり、プログラミングやデバイスを通しては感じる事のできない、人の機能感覚的な表現といえます。



実際に行ってみると、そのプロセスは、ヨガなどに通じる、自身の身体に対して意識していく事に、多くを割きます。

身体のバランスを整えて、人の本能的機能が素直に体現できる状態にする。その状態で、A、Bの手法で、舞台作品として創作していく。


この創作プロセスに参加すると、身体も整えられていく。そして、人の自然の状態を作品として見せていく事に、自分は魅せられてしまいました。さらに、いわゆるダンサーの身体をしていなくても参加可能である事。むしろその方が作品として意義があるという事が、最たる価値だと考えます。


これが小川水素の「ダンス」です。



そのWSとショーイングがあり、自分もショーイングにも参加します。(初!)

その情報はこちら

2010年6月14日月曜日

6月19日 フォトトランプギャラリー&日本代表応援イベント![event][DJ]

5/22につくばで開催した「TxTプロジェクト フォトトランプサイクリング」(イベント概要はこちら1 2

このフォトトランプサイクリングを含む、これまで(神宮、上野、つくば)の「フォトトランプ」の写真作品の展覧会を6/19〜7/4まで早稲田の Le Cafe RETRO で行います。オープニングパーティは初日の6/19です。

「6/19」W杯は日本 - オランダ戦なので、その流れで、みんなで見ましょう!

当日はDJしますので、ぜひ。

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フォトトランプギャラリー&日本代表応援イベント!
Opening Party×Public Viewing!!

日程:6/19(土)18:00-23:00
会場:Le Cafe RETRO(http://www.lecaferetro.jp/)
(東西線早稲田駅徒歩3分)
主催:大人図工(http://otonazukou.art.coocan.jp/)

【Opening Party】
受付開始:18:00
参加料:一律3000円(フード+ワンドリンク ※2杯目以降@500円)
中締め:20:00
備考:
・ゆったり作品を見てもらえるよう、ラウンジ形式(店内貸切)です。
・屋内なので、雨天決行です。
・当日の様子を写真撮影させていただきたいと思っています。
あらかじめご了承ください。

【Public Viewing】
受付開始:20:00
参加料:入場1000円(フードなし、ワンドリンク ※2杯目以降@500円)
※フォトトランプギャラリーOpening Partyから続けて参加の方は無料(ドリンクは@500円)
※参加料をおさえるために、フードはセルフ制とさせてもらいました。
※当日はなるべく青い服で来て下さい。
最大人数:60人
キックオフ:20:30
試合終了:22:30予定
解散:23:00予定
備考:
・ラウンジから一転、盛り上げ重視で会場内をフロアにします。
・当日の様子を写真撮影させていただきたいと思っています。
あらかじめご了承ください。

参加連絡:大人図工事務局(otonazukou@gmail.com)までメールでご連絡下さい。
または、直接私までご連絡下さい。

2010年6月9日水曜日

[思考]音楽の聴き方

ここ数日、アナログレコードをデジタイズしています。引っ越すこともあり、レコードで持っていなくてもいい楽曲が入ったものは、デジタイズして盤は処分してしまおうと。なんだかんだ10年程度、(わかりやすくいうところの)クラブDJをしていますが、機材環境がない、出張形式のDJの機会が増えてきていて、PCでDJする事が多く、どのみち必要な事で、よくも悪くも時間があるので、取り組んでいます。

(ちなみに、クラブではPCかCDかだったら、CD派です。PCは設定に時間がかかるし、自由が利かない。BtoBできないし。デジタイズしたもので、クラブ用にはCDを焼くつもり。しかし、2010年代、CDJはデフォルトになりました。2000年はまだCDまともに使えないハコありました。)

これを考えていたときに、全部デジタイズして処分してしまえばいいじゃないか、とも思ったのですが、それは何か違うなと思ったのです。音楽の種類によってはレコードの方がいいと感じるものもあり。何でしょうか。(たぶん個人の趣味でしかないんでしょうけど)例えば、ピアノもののクラブミュージックは、レコードのほうが鳴りがいいような気がする。

買ったものの、結局、現場に持っていってないものは、とにかくデジタルにしてしまえーって思って、それに該当する、ハウス12インチは結構あるのですが、いざ、針載っけて聴いているうちに、うーん、やっぱり残しておこうって思ったり。

割とざっくりした作りのクラブミュージックは、レコードで聴いていたほうが、気分がいいなと思いました。逆に、結構作り込んであるような曲は、CDでかけてももったいない感じしなさそうだったので、デジタイズ対象。

正直、理論そこまで知らないので、なんか間違ってるかもしれませんが、感覚だけではそう思いました。単純だけど、グルーブ感あるものはレコードの方がいい。結構、情報詰まってる感じのものはCDの方が本来いいのではとも。

他に判断としては、そんなにレトロ志向でもないので、ディスコものはほぼデジタイズ対象。もう、何度もCD化されているようなものは、デジタルで持っていればいいかなと。あとは、アルバムで持っているけど、使うものはそのうち1曲とかいうのも、デジタイズ対象です。(当然、なんとなく全体的にいいものは、そのまま持っておこうと思います。いい作品ということだし。物に寄る。)

CD時代以前の、その当時市販されていたであろうレコード楽曲に関しては、そのままレコードで持っておこうとも思いました。その当時の技術環境が楽曲制作にも反映されているでしょうから、当然なんでしょうが、レコードの方が合ってるなと。使っている楽器構成も影響ありそうですね。


単純に、クラブにわざわざ持っていかないようなものは、デジタイズ→処分対象かなと思っていたのですが、意外とそうでもない。レコードで聴くべきだ、というものもあるもんだなと。レコードの方が似合う楽曲がある。CDの方が似合う楽曲もある。

そういう意味で、今後、シチュエーションによっては、わざわざターンテーブル持っていってDJした方がいい、という判断もありそう。記録メディアが自由になった今、「音楽の存在の仕方」というのも、考える時代なのかな。


世代背景(物に対する価値観とか)の話にもなりますが、ターンテーブルよりCDJを先に揃えた自分としては可能な所はデジタル化していってもいいと思っています。PCDJ導入には、結構、悩みました。シンプルなのはレコードだと思っていましたし、安心感がある。でも、自分のやりたいことは、DJ環境がないところでDJをやることだ、という事が大きかったので、そのためには、PCDJは本当に好都合。電車で移動できちゃう=自動車運搬経費削減=機会増大(ここもっと欲しいけど・・・)。

ちなみに、デジタルの音声ファイルはAIFFで使用するつもり。とある、DJもPAもなさってる方のブログでのご意見にも触発され、ちょっと悩んでCD音源はMP3化してしまってましたが、AIFFに記録しなおそうと思っています。データ容量に対しては外付けHDでなんとかなる。(ちょっとした夢は大容量内蔵SSDですけど。)


しかし、こう、一日中、音楽一曲一曲に向き合う、というのは気持ちがいい。BGMとして流しておくことはしょっちゅうですが、きちんと録音する必要があるので、目の前で向き合ってます。バックグラウンドミュージックではないですね。目の前ミュージック。MMM(謎)。

久々に、なんだかんだ自分は音楽好きなんだなと思いました。要は、音を目の前にしているのが好きなんだな。(ずっと続けていけるようにがんばろ。)

いろいろ考えるところはあります。(自分の表現の事になりますが、)音階に分けられたものだけでもなあとも思います。世間一般にかなり浸透している「音楽」というものですが、これは共通語みたいなもんだな、と思います。通じやすいものだと思うのです。

自分が自分とやらはなんだかんだと、やっていく時に、必ずしもこの共通語に合わせる必要はないのかなと。この自分語のDJができたら、それが自分なのかなと。(誰かに翻訳してもらえるようにもならないとな。)まあ、何か感じてもらえればいいだけだとは思いますが。


音と音楽とその存在の意味は、ずっと考えるんだろうな。

2010年5月28日金曜日

[思考] TxT Project

先日の22日につくばで TxT Project の第一弾のイベントを行いました。

今回はつくば市街で大人図工cyc-linkによるフォトトランプサイクリング、つくば市北条の旧矢中邸において、矢中の杜の守り人による邸宅案内とつくバーベキュー、AAPA の邸宅パフォーマンス公演、モコメシのオーベルジュ、サロン・ド・スイーツのデザート、codacodaのパーティーDJ演出と、相当盛りだくさんの内容で開催しました。


このイベントは、東京で生活する自分の目線からすると、東京にある都市的な事「コンテンツ」を、つくば「地域」で実施するという試行だったと考えています。また、つくば側にある要素、今回は「街並み」「邸宅」「食材」を、東京から体験しに行くというイベントでもありました。


普段は東京で行われるイベントを、地域で行うことで、地元の人に都市的コンテンツを体験してもらう。その逆、つくばでの生活環境を都市の人が体験するといった、相互的な体験を作り出すものでした。


一つずつ見ていくと、


フォトトランプサイクリング

■都市的コンテンツ
・街中を観察し、見方を発想し写真撮影、トランプを作る
・サイクリングイベント
■地域的要素
・つくばの街

街中を観察することでつくばの街の要素や生活感覚を体験、また自転車レーンが充実しているつくば市を自転車で走る(=生活感)という体験も。


矢中の杜

■地域的コンテンツ
・歴史的文化財
・つくばの食材でのバーベキュー

歴史文化財として30~40年前の家財道具がそのまま残り、かつ、建築的にも特異な事が特徴のコンテンツ。つくばの食材と筑波山麓のシチュエーションでのBBQで、いなかならではの雰囲気を体験できる。


AAPA 特別公演

■都市的コンテンツ
・ダンスパフォーマンス公演
■地域的要素
・矢中邸が舞台。その建築構造を活かして、邸宅の面白さを際立たせる。

比較的都市部で行われる舞台公演。内容も、東京近郊をテーマにした作品。住居としての邸宅を舞台として使用し、生活的要素(家具など)をダンスにより舞台として利用。平面のある屋上では、背景がつくば一帯(関東平野)を見渡す景色も見られた。


モコメシ オーベルジュ

■都市的コンテンツ
・フードユニットによる食提供、演出されたデザートとお酒
■地域的要素
・矢中邸の地下フロア

昭和建築ながら、邸宅の土台部分の大理石造の部屋の異世界感で、デザートとカクテルを提供。東京の作られた店舗(テーマパーク)でなく、実際の文化財と接しながら、お酒と夜の深い時間を楽しむ。


サロン・ド・スイーツのデザート

■都市的コンテンツ
・お菓子のイベント
■地域的要素
・つくばのブルーベリー

地域素材であるブルーベリーを使った、オリジナルケーキのコラボレーション。


codacoda DJ

■都会的コンテンツ
・一般的にクラブやラウンジ、オープニングパーティーなどで行われている音楽演出
■地域的要素
・邸宅庭でのBBQや地下オーベルジュ空間

普段は遊び(つくばでは身近?)のBBQを、音楽演出によってイベントを創出。また、オーベルジュにおいても、時間を楽しむ上での、必須要素として機能。いなかラウンジを実践。


普段、都市部で行われている事をいなかでやってみるという、感じだったのかと。


ただ、つくばは、車で2、3時間かけていくような、東京から遠いところではありません。秋葉原から45分でつくば中心部へ到達、プラス、車で20分程度で筑波山麓エリアへアクセスできます。

つくばの特徴は、中心部が横浜のみなとみらいや東京の台場エリアにも近い雰囲気を持っていること。ただ、車で5〜10分も走れば、関東平野のいなか風景が一気に広がるという、先端的都市といなかが隣合わせであるという点だと思います。上記の通り、つくば中心部と東京都心の時間距離は、立川や大宮、千葉、大船あたりとほぼ変わりません。

つくばエクスプレス(TX)開通以前は、80年代のつくば万博を中心とする、研究学園都市としての開発が最大だったのではないかという印象。そもそも、国の事業で計画的に開発されたエリアであり、諸研究機関が集中し、筑波大学もあることから、中心部の住人の構成は、都市的な生活をしている人で構成されていると思われます。いなかエリアに都市を移植したような感じでしょうか。


自分たちがつくばを訪れる際、つくばに着いても東京の湾岸部に来たような感じさえするくらい、「いなか」という印象がありません。駅と駅の間は森も見えたりしますが、各駅周辺は高層マンションが立つ、非常に先端都市的な風景です。

つまり、つくばへ行っても、実は「いなかへ来た」というよりは、お台場や品川シーサイド、みなとみらいに来たかのような感覚。中心部の環境はほぼ変わりないのです(改札前にスタバがあるし駅前に西武やロフトもあります)。ただ、ちょっと車に乗ると、いきなり山と畑を目の前にするという、「自然や古くからのいなか風景が、東京に近接しているような感覚」ともいえるかもしれません。

つくば中心部は、東京都心部と感覚的にも時間的にも近い。
つくば中心部とつくば山麓も隣り合っているが、景色はギャップ「先端的都市といなか風景という両極」がある。

これがつくば独特な魅力だといえるでしょう。


TxTプロジェクトは、これを活かして新しい文化を作ろうというプロジェクトです。
まずは新たな遊び場としての切り口で、そして人の流れができて、ライフスタイルが生まれていくといいなと思います。このように見ていくと、東京とつくば職住が逆転するような事も、あながち不可能ではないと思います。

高度な移動手段と情報ネットワークが作り出す、2010年代型の「都市いなか共住」の一スタイルの試行の場としていきたいと考えます。

ママチャリで行くような距離ではありませんが、結構近いし、新しい景色→「最先端のいなか街つくば」と東京で、どのように楽しめるのか。まずは、つくばエクスプレスに乗ってみてください。ワクワク感は鉄じゃなくてもあるはず。たぶん。


2010年5月12日水曜日

5月22日 TxT project 〜フォトトランプ・サイクリング in つくば〜 [event][AAPA][DJ]

最先端のいなか街「つくば」でイベントを行います。

TxT project (ティーバイティープロジェクト)、TokyoとTsukubaに動線を作り、刺激しあうような関係性、善循環が生み出せないかというプロジェクトです。

秋葉原から最速45分、以前は万博や研究学園都市として開発され、2000年に入り、鉄道が開通したことで新たな生活スタイルが生まれているつくば。一見、横浜や東京湾岸部の街の風景と見間違えるその中心部からさほど離れていないところに、筑波山をはじめとする、ありのままの自然が存在します。

この、先端技術感と田舎な風景が共存し、東京にも通える「最先端のいなか街」で、東京に住んでいる自分ができることは何か、新たな楽しみ方が生み出せるのではないか、ということで取り組んでいます。

その第一弾が、TxT project ~フォトトランプ・サイクリング in つくば~です。

日中はつくばの街中で、トランプの図柄(マークや数)になるものを自転車に乗って探すフォトトランプワークショップ + サイクリング。チームに分かれて周り、例えば、影がハートマークに何となく見えたり、鳥が8羽居たりするところなどを撮影します。この写真がトランプの図柄になります。

夕方からその成果の報告会を、筑波山麓にある、ちょっと一風変わった昭和建築、地元通称「矢中御殿」にて行います。こちらは文化財でもあり、建材を試すために作られた建物本体や、昭和30年代の家具が正にそのまま残されていることなど、こちらも一見の価値があります。

報告会の後は、地元名産ローズポークを使用したツクバーベキュー、邸宅の特徴を活かしたAAPA特別公演、モコメシによるオーベルジュ、自分もDJします!寝袋持参で宿泊もOKな、最先端のいなか街、つくばを完全に満喫するプログラムになっています。

新感覚のつくばをあなたも体験してみませんか?日中のプログラムは定員があります。また、夕方からの参加でも、準備の都合がありますので、私までご連絡ください。


TxT project ~フォトトランプ・サイクリング in つくば~【つくば周辺】
2010.5.22
11:00-21:00 (1部:11:00-18:30 / 2部:18:30-21:00)
※当日夜は会場の邸宅にて宿泊可
※途中参加は不可ですが1部、2部どちらかのみの参加も対応可能です(集合場所、送迎、参加費等は別途ご相談ください)

■集合:11:00@TXつくば駅2番出口地上
※お車でお越しの方はつくば大学春日キャンバス駐車場に停めていただきますようお願いします

■定員:30名

■持ち物:デジカメ(携帯カメラでもOK)
※自転車に乗りやすい、動きやすい服装での参加をオススメします。夜は寒くなるので防寒の準備も!

■プログラム:
第1部
1.開会式
2.自転車講習
3.ワークショップ
4.発表会&閉会式
第2部
5.ツクバーベキュー♪
(途中AAPA特別公演あり)
6.解散

■参加料:6000円(交通費、昼食代別)
※車を出していただける場合は1000円引き
※自転車ご持参の方は500円引き
※宿泊希望の方も参加料は6000円で同額ですが、シーツまたは寝袋をご持参ください

■備考:
・当日に完成するトランプは時間と費用の関係上、打ち上げで遊ぶための1セット
のみです。完成したトランプを持ち帰ることはできません(後日、データを送付
しますので各自で印刷をお願いします。主催者側での作成も実費にて受け付けま
す)。
・雨天の場合は、サイクリングなしでの実施となります。建物も多いので、雨天
でも決行します。
・サイクリング中の事故については、主催者側での責任は一切負いません。安全
には十分に注意を払い、自己責任の元での行動をお願いします。

■参加申込:
welcome[atmark]codacoda.com へ

■企画運営:
・NPO法人"矢中の杜"の守り人 http://yanakanomori.tsukuba.ch/
・AAPA(協力) http://aapa.jp/
・モコメシ(協力) http://mocomeshi.org/


TxT project (ティーバイティープロジェクト) http://tokyoxtsukuba.blogspot.com/

2010年5月5日水曜日

5月7日 AAPA 立川空想不動産「シネマスタジオ」オープニング [sound performance]

最近、何度か活動している立川でイベントです。

5月7日(金)に立川のシネマ通りに「立川空想不動産」第一弾の物件「シネマスタジオ」がオープン。200人がかりで、夜のシネマ通りをジャック!
この中でAAPAが公演を行います。最近開発した(?)"walkingDJman"スタイルでのDJ音響を行います!(ソロでちんどんやとの対決も?!)

みなさまのご来場をお待ちしております。


立川空想不動産「シネマスタジオ」オープニングパーティー
2010.5.7
シネマスタジオ 東京都立川市曙町2-30-9 1F 【立川】
20:30-(開場は20:15)

上演:ザ・プーチンズ、AAPAほか 
*ワンドリンク300円より、軽食有

詳細PDFはコチラ


立川空想不動産
http://www.realcuusooestate.jp/

東京ウェッサイ
http://www.tokyowestside.jp/

AAPA
http://aapa.jp/

2010年4月23日金曜日

4月24日 Party Time #21 [DJ]

昨年12月に初めて参加したイベント Party Time でDJします!今回はmixCDプレゼント(濃厚です)!!場所も同じ、宮城野高校時代の友人が店長の早稲田のLe Cafe RETROです。


毎回、そこへ来ている方々の自分の活動を紹介する時間があるのですが、

今回はこんな感じ!↓


AAPA、RETRO、MAP、res+bala、マンガナイト、大人図工、大人の社会化見学、Breakers、浅草喫茶の会、起業塾、大江戸バンドセッション、ACIツラーンズ、矢中の杜の守り人、Planet Finance Japan、TxT、ドリプラ  ・・・


どれだけいるんだ!ということですが、それだけ新たな出会いの可能性高し!



Party Time #21

2010.4.24

Le Cafe RETRO

19:00-21:30 (延長あり、受付は18:30〜です)

¥5000 / 飲み放題 フードつき 寄付込み


活動紹介団体:上記の通りです。

DJ:codacoda



Party Time

http://welinkpartytime.blogspot.com/


Le Cafe RETRO

東京都新宿区西早稲田2-1-18

http://www.lecaferetro.jp/



主催者より

※参加費の一部を慈善団体に寄付します。自分達が笑えることで、誰かが笑顔になっていく。そんな関係も素敵だなと思うんで、協力よろしくお願いします☆

※PartyTime…自分や仲間の友だちが一つ一つの活動の枠を超えて集まる、「全員集合」的な飲み会。自身の見聞を一気に広げる機会として、新しいことを始めるきっかけとして、久々の旧友との再会を楽しみに、ぜひ来てくださいな。お友だちも呼んでもらって全然OKです。

2010年4月13日火曜日

4月13-14日 小川水素公演「Homage to [a] Life 2010 #GRID」[sound design]

今回は音楽を担当しています。といっても作曲はしないので、「音」というのがニュアンスとしては近いのかと思ってます。

今回の身体の動きは、人の日常の動作を分析していくことから、創作を行っているということです。動作としての根本的な部分を探っていく、感覚を意識し、周囲も感じる、という感じ。

音もただ作ればどんどん過剰になっていってしまうので、音の基礎的な事、基本的な音の感じ、出力の方法、現象などなど、思考しながら試行していく感じです。これらを、最終的には、人が感覚をもって操作をしていく点で、うまくつながっていければ。

新宿から10分程の高円寺へ、ぜひお越しください。駅からも近い場所にあります。


小川水素公演「Homage to [a] Life 2010 #GRID」
2010.4.13-14

開演時刻
13日 20:00-
14日 15:00- 19:30-
(受付は30分前、開場15分前より。)

前売:2500円 当日3000円

原案・構成:小川水素
ダンサー:坂本知子 オーサワユリ 湯浅燈 中島松秀(Na Na Dance Company) 小川水素
照明:加藤泉
音楽:國府田典明


小川水素ブログ

座・高円寺

チケットは
レイヨンヴェール
090-9023-4674
contact@lerayonvert.net

2010年4月9日金曜日

4月9日 日本のデザイン2010 オープニングパーティ [DJ]

日本のデザイン2010 〜5人のキュレーターが考えるデザインのこれから〜

東京ミッドタウン・デザインハブの企画展です。
2010年代に入った今、日本のクリエイティブの「本質」とは?
5人のキュレーターの考え方が見る事ができます。

参加キュレーターとテーマ :
黒崎 輝男 ( デザインプロデューサー ) : 「食と学びのデザイン」
柴田 文江 ( インダストリアルデザイナー ) : 「デザインの湿度」
曽我部 昌史 ( 建築家 ) : 「地域とデザイン」
八谷 和彦 ( メディアアーティスト ) : 「日本の飛行機とデザイン」
廣村 正彰 ( アートディレクター ) : 「恋愛とデザイン」

この展覧会のオープニングパーティが本日9日19:00〜会場で開催、DJを務めます。
もちろん参加料も無料。「ワタリガラス」によるフード提供もあります。
今週末は暖かくなりそうですので、ぜひ、この春の気分、週末の入口を、東京ミッドタウン・デザインハブで過ごしてみてはいかがでしょうか。


2010年4月8日(木)~5月9日(日) 11:00-19:00
無休・入場無料

(財団法人日本産業デザイン振興会/社団法人日本グラフィックデザイナー協会/九州大学 ・ 芸術工学東京サイト)
アートディレクション : 松下 計
会場デザイン : 川嶋 貫介
テキスト編集 : 杉山 衛

2010年3月31日水曜日

4月3-4日 AAPA 「スタンド/STAND」[soundscape DJ]


AAPAの新作公演となります。

Away At Performing Arts 劇場ではない場所で舞台公演を行うというのがわかりやすい説明なのですが、今回公演するのは、横浜・日ノ出町の京浜急行のガード下です。しかし、日ノ出スタジオという施設の2階回廊で(屋上ともいえます)あり、構造物のスキマで公演を行います。

テーマは「スタンド/STAND」【移動販売。スタンディングバー。立場。見物席 etc...】
今回は、よりDJ的音響のパフォーマンス性を活かしたものにするつもりですので、この点もぜひご注目(耳)ください。

会場のすぐ脇には、大岡川の桜並木があります。「大岡川桜祭り」も同時開催です。名所、野毛山動物園も散歩エリア。春の横浜散歩にいかがでしょうか。

前売予約、私方で受付中です!メール、twitter などなど、お待ちしております!


AAPA新作公演「スタンド/STAND
2010.4.3-4
日ノ出スタジオ2階回廊 【京急日ノ出町・JR桜木町】
15:30-/18:30開演(両日とも。受付は15分前より。)
予約:2000円 当日:2500円

演出:上本竜平
ダンス:朝弘佳央理 永井美里 渡辺美穂
環境音響:國府田典明
美術:青木祐輔
フード:モコメシ


AAPA

モコメシ

黄金町エリアマネジメントセンター

2010年3月29日月曜日

3月29日 Happy Manday(s) [DJ]

スカイツリーが東京タワー超えたってさ
とりあえずデカいですよね
だって、池袋の北あたりの明治通りから見えるし

今宵、まだ寒いですが、そんな話でもしませんか(どんなだ)
鉄道ネタ、天気ネタ、都市ネタをグッドミュージックと共に
明日朝は激寒みたいなので、どうぞ暖かい格好でどうぞ

アートナイト明けの六本木へお越し下さい


2010.3.29
西麻布3.2.8 【六本木・乃木坂・広尾・渋谷】
22:00-
2500/2D (discount あり 連絡ください)

■DJs
ハルキカナマ
manami
大竹潔
chAki
HASSY☆
國府田典明


西麻布3.2.8

2010年3月25日木曜日

[思考] さくらの開花〜2010年代の情報の実感

(個人的にお知らせ兼ねたメーリングリストを勝手にやっているのですが、今回送った内容が結構いろいろ考えたので、せっかくなのでBlogにもUPします。一部調整。)



東京はさくらの開花が宣言されました。東京では靖国神社の、とある、さくらの木(標本木)が咲くことで、気象庁がこの宣言を出します。これによって東京の「さくらが開花した」という事になっています。


今年から、さくらの「開花予想」は気象庁は行っていません。いま世間的に流れている情報は、民間の気象予報事業者(例:日本気象協会とかウェザーニュースとか)から出されたものです。いわゆる「公式」なものはない状態です。


実際のところ、どのような状況なのか認識、判断するということが、気象庁や報道といった、「公的な科学的観点」や、いわゆる「公共的第3者情報」から、民間の株式会社や個人のtwitterという「独自のシステム」や「個人から発せられる状況伝達」というものへ、そのことの情報源が移行してきている感じが、このことからも受け取れます。


実際には、民間の会社の情報や、twitterの情報を受け取って、その後に、気象庁等の公的機関やTV新聞メディア等の情報によって確かめる、というのが実感です。


いままでは「東京のさくらが咲いた」という認識は、「(靖国神社の標本木)が咲いた」ということで、目の前にあるさくらが数日前に咲いていても、一応、その報道によって東京のさくらが咲いたよね、と、なんとなく全体に合わせるような認識の仕方をしていた感じがするのですが、ここ最近のtwitterで状況を知るということが、事の判断の一情報となりはじめたことで、「東京のさくらが咲いた」という認識は、今まで以上にバラツキが生まれているのではないかと思います。「さくらが咲いた」という判断は、自由になった感じがします。


(ただ、気象庁という公的機関が「さくらの開花予想」=お花見(飲み会)の判断のための情報を、一生懸命やっていたというのは、粋な行政サービスだったんじゃないかなと、それがなくなってしまったのは、なんとなく寂しい気もします。)



先日の埼京線・山手線の運転見合わせの混乱状況も、twitterが速かったです。誰かの「山手線止まってる」というツイートで初めて知りましたが、この段階で、まだニュースサイトでも記事になっていません。twitterで「山手線」で検索してみると、いろいろな情報が入ってきます。当然、個人の情報なので、非常に感情的な表現になっていますが、複数の情報から、なんとなく、これが事実らしいというものが、徐々に見えてきました。その後の報道でもその事を確認することになるのですが、厳密には、報道になることで、事の重大さを確認しているような気がしました。つまり、速報はtwitterによって認識している。事の意味は、twitterの多くの情報で見いだしながら、その後の報道で確認するというような、そんな順番です。


運転再開の情報もtwitterの方が当然早い。報道では確認作業と伝達作業が入るので、その分の時差がある。「運転再開」といいつつも、現場では、微調整が行われているので、「また止まった」とかそんな状況も伝わってきました。この細かい部分までは、合理性などを考えても、報道では伝わらないでしょう。


(この情報、TVの前の多くの人には関係がなくて、その情報を欲しているのは、現場に居る人たちだというのが、妙なところです。今でこそワンセグもありますけど。)


この「世の中の状況を認識する」という事が、非常に民的になってきたなと、これが2010年代なのかと、勝手に感じています。速く多くの情報を手に入れる事ができますが、どう解釈するかという判断も必要になります。正直、この状況をまだまだ判断しきれません。ただ、きちんと考えるという機会が必然的に与えられていて、またさらに発信する(自分も今まさにその行動をしています)、これが世論の一部になって、世の中が動いていくとするならば、もしかしたら、やっと本質的な民主的な社会になっていけるのではないか。そんなことも思いました。発信する事のハードルは、この10年でだいぶ下がったと思います。



大変恐縮なのですが、yahman氏に紹介してもらったので、こちらも掲載させていただきます。

Googleのない世界(内田樹の研究室)

http://blog.tatsuru.com/2010/03/24_0728.php

2010年3月11日木曜日

3月12日 Frei [DJ]


いきなりDJの告知です。
HOUSE TECHNOのイベントです。すごく小さな場所ということです。
例によって、自分はどうしましょうか、、、冷蔵庫の残り物MIx!! かな。

最近、無印良品的なDJってできるのかなとか考えてまして。

ちなみに、出入り自由だそうです。皆さま寄ってくださいね!
(次の日が早いので、前半に回します。)


2010.3.12
BAR SAZANAMI 【渋谷】
22:00-
¥1000/1d

■DJs
DJ MUKKU
DJ H.U.T.
NAOHIRO ISOBE
TAKASHI CHIYODA
もりっしー
CODA

■fryer design
mio

■FOOD
buono


BAR SAZANAMI

2010年3月6日土曜日

3月7日 TU NON MI CONOSCI(あなたは私を知らない) [event]

イタリア・ボローニャの劇団ラミナリエによる舞台公演の音響技術サポートをすることになりました。今回はオペレーションはしませんが、機材セッティングや運用上のサポートをしております。まだ、稽古は拝見していませんが、使用する美術と要望から想像するに、非常にリアル感満載、演技というよりは行為を見る事になるのかなと、勝手に想像しています。

東京大学による紹介文より、劇場空間のみならず、様々な場所で上演され、その固有の建築的特徴に着目して作り上げられる・・・という点が、AAPAとして、非常に興味惹かれる点です。会場となる東京大学総合研究博物館 小石川分館という施設は元々、本郷にあった東京医学校の建築を同大小石川植物園に移築したものだそうです。2日程通っておりますが、公演が行われる部屋は、天井も高くかつ木造の梁が剥き出して、非常に居心地がよい空間です。

今回は既に、予約受付終了ということで、自分が関係者として見る事ができるのは、とてもラッキーなことだと思っております。今後もこの場所で、積極的に展示や舞台公演などの催しが行われていく事を期待します。


2010.3.7
14:00-/ 17:00- *開場は開演の30分前
東京都文京区白山3-7-1

作・演出 / フェボ・デル・ゾッツォ
出演 / アグネス・デル・ゾッツォ、フェボ・デル・ゾッツォ、ソフィア・デル・ゾッツォ
映像 / リノ・グレコ、ブルーナ・ガンバレリ
企画運営 / フェデリカ・ロッチ、サワヤ・ナツコ
制作 / ラミナリエ
後援 / エミリア-ロマーニャ州文化局
特別協力 / ユキコ・ナガシマ、カツ・ナガシマ
協力 / イタリア文化会館 東京

共同制作 / 東京大学総合研究博物館
監修 / 西野嘉章
コーディネーター / 寺田鮎美
グラフィック・会場デザイン / 関岡裕之
協力スタッフ / 博物館工学ゼミ

2010年2月16日火曜日

[思考]街場の大阪論

「街場の大阪論」著:江弘毅

以前、1週間で2冊を読むという、自分史上最速の読書週間がありました。前回書いた馬場氏の本は3〜4時間、この本は、残りの日の数十分〜数時間で読んだものです。何せ、関西弁なので、関東の人間からすると、やはり単純にも笑える(新鮮)ので、読む欲求が生まれました。今後、本を読むなら、関西の人が関西弁で書いたものが、良さそうです。(笑)

この本は、とにかく、ひたすら、ご近所づきあい的なもののほうがリアリティあるじゃないか! と、終始訴え続ける感じです。僕の両国の友人のNくんは、5年以上前からそのような事を考えてて、実家を継ぐ事にし、地元で生活していく事を実践しています。

自分もそう思います。あこがれます。が、実行できているのかというと、微妙だなと思ってます。慣れればいいんでしょうけどね。前の記事でも書きましたが、自分が育ったのは、下町を超えてしまっているエリアで、さらに、中学、高校時代については、仙台の住宅地に住んでいたので、ご近所付き合いはあるにしろ、近所に商店街があったわけでもないので、なかなか、地元のサイクルに加わっている感じではないです。

また、大して稼いでないので、10円20円コストを攻めるなら、どうしてもスーパーに行ってしまうのも、現実です。仕事が終わって買い物となると、20時以降になるので、やはりそうなります。

これが、都会的消費システムなのかと。時間とコスト。今後、生活パターンは変わってくるので、この「近所付き合い」的生活も実践してみたいものです。


昨年は半月程、淡路島に居た事もあり、関西文化圏には興味があります。それ以前からも、関西(だけではないでしょうけど)には、コミュニケーションの術を子供の頃から持ち合わせていたり、東京にはない独自ルールがたくさんあったり、これらこそ文化的で、そのサイクルの中でうまく人生が過ごしていけるなら、それはうらやましい事だなと思っていました。

いわゆる、ボケ・ツッコミの笑いの中に、本音もうまく入っていたり、コミュニケーションとしての遊びが常にあるというのは、ただ単純に、必要な要件を伝える→用を済ませる、というような、なるべく時間をかけないようなコミュニケーションに比べて、どう応えてやろうかという、常に頭を働かせる感じが、とてもクリエイティブであると、それが日常であるというのは、ものすごく素敵なことです。

当然、東京にもご近所付き合いはあるし、独自ルールもあると思うのですが、グローバル的東京も身近にあるので、意識していかないと見分けがつかなくて、流されてしまう感じがあります。

この本では、大阪でも東京と同じようなグローバルスタンダード的、TV的感覚の人が多いということが書いてあります。特におかしかったのは、ある大型量販店の店員(大阪人)が標準語みたいな言葉を話しているが、厳密にはイントネーションが違うので、どこにも属さない言葉を話している、ということがあると。東京では、東京弁と標準語の違いは、あまりないから目立たないですが、大阪弁と標準語は明らかに違って、さらに東京弁でもない。

これはもしかすると、東京より大阪の方が、そのような消費効率主義的感覚は目立ちやすい、という事を、表しているのかもしれません。

安直な考えしかできませんが、TV番組は東京で制作されているものが多いです。東京ローカルの番組も同じような制作者によって制作されていると思われるので、発想が全国ネット的感覚になっているといえるかもしれません。

または、街の構造。山手線の主要駅周辺、銀座、表参道、六本木ヒルズ、などという場所があります。ここにはおそらく、ある程度の経済国の首都にはよくあるお店が、並んでいて、それらの地域に通っていれば、広告やら直接目にするものがそのようなものなので、日常生活を構成するものが、グローバル的な物事である、ということがあります。

そこで話されているのは、グローバル的東京弁(自分も境目はよくわからない)で、それに似た言葉で、生活もしている。

マンションに住み、鉄道を利用して会社へ勤める。極端ですが、普段見ているものは、

マンション→(駅前の商店街)→駅→電車内の広告→グローバル的街並→会社→グローバル的街並→電車内の広告→駅→スーパー→マンション

このパターンであると「ご近所付き合い」は、このマンションと会社の間、特に会社→マンションの間に行われるしかない。

この間に、例えば地元のサッカーチームに入っているとか、商店街で買い物ができるとか、それらは現代的なご近所づきあいになるかと思います。もしくは、知人づてのコミュニティに居る状態は、物理的に近所でなくても、「精神的にご近所付き合い」といえるかもしれません。仕事中にも知人づての取引先があると、ご近所付き合いになるのかと思います。

しかし、終電まで仕事っていう状態になると、週末しか時間がない訳で、週末くらいうちに居るか、どこか行こうということになると、ご近所付き合いはなくなってしまいます。または、時間はあっても、ひたすら買い物が趣味な状態、お客様として迎えられる状況に居続ける(接客相手が知人ではない)状態になると、これもご近所付き合いがありません。これは、近所であっても、“シアトル系”やチェーン店で、顔見知りの店員が居なければそういうことになります。

これが「グローバル語で話し、生活は消費システム」という事になる。東京ではよくありそうな生活パターン。

ただ、打ち合わせをするとして、経費節減のために安くコーヒーを頼んで居場所を確保する、これはよくやる事です。これが、なかなか難しいなと。特に資金に全く余裕がない自分の状態では、DとかMに行くしかないのです。

DとかMの価格を下回れる個人商店はまずないでしょうし。これが、目下問題。
(もしかして2/20に行われるSuitendo でヒントがもらえるかも)

じゃあ田舎ならどうするんだという時には、きっとお互いの事務所なりでやるんでしょうね。自分でコーヒー入れて打ち合わせ(なるほど、これは結構良さそう)。

DとかMとか必要ないのか?ただ、仕事の場所が自分の拠点に近ければいいですが、Awayな場所での作業となれば、やはりDとかMとか探します。飯だったら、SZYか。

しかし、田舎の場合、現代では自動車で移動します。感覚でしかないですが、一人当たりのエネルギー使用量を考えると、田舎生活でもそれなりにエネルギー使ってるんじゃないかと思います。

そもそもこの点、移動距離が少なくて済み、物流の効率をよくしたものが“東京の機能”であり、都市の意義みたいなものだと思います。後は、東京での“暮らし方”の問題ということになるのでしょうか。


何か、世の中で「あれ欲しいな」とか「これしたいな」とかいう欲求は「消費」が多い気がします。それらは、都市で生活する上で生まれてきたものなのかもしれません。お菓子(メーカーもの)にしたって、コンビニで買ってすぐ食べられるようにしたもの、という感じでしょうし、缶コーヒーやペットボトルのジュースも、自分で作れば必要はないものです(その材料は必要ですが)。時間がかかる、手間がかかるからそれらが必要。都市で生活することの極みは、それらを省くことにあります。単純に都市生活をしていると、そのようになってしまう。

ただ、ラーメンとかレストランで食べる料理は、少し変わってきて、そこに“オリジナル”のものがあって“人”が居れば、例えお客様であっても、本当の意味で“いらっしゃいませ”と会話してくれるようなところであれば、これが付き合いになるので、これは「消費」とは違うのではないかと思います。この選択肢が多いのは都市のいいところです。


都市で生れ育ったがために、そもそも「消費が生活」な状態の人は多いと思います。余計な事を極力省いて、分業に徹する状態。ここにコミュニケーションがなくなってしまうと、人間的感情がなくなるので、自分が崩れても助けてもらえない。これが今起きている状況なのかなと思います。

田舎の生活や昔ながらのご近所付き合いは、そもそも選択肢がない状態なので、人間関係がうまく行っていれば、理想的ですが、失敗すると面倒なことにもなる。これが都市だと、避けるという選択肢もあるので、これが、良いのか悪いのか。消費的な人間関係は、助けてもらえなくなるので、良くないと思います。ただ、どうしたってそりが合わない人がいるのも事実なので、この場合、選択肢があったほうが、自分のためかもしれません。


都市というシステムを手に現代人は、このシステムを「どう使っていくのか」が、これからの時代なのかもしれません。

2010年2月15日月曜日

[お知らせ]ブログを移動しました

旧blogのシステムが安定しないため、
2月15日よりblogをこのアドレスへ移動しました。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
これまで掲載していたものは、引き継いでおります。

2010年2月13日土曜日

2月13日 舞湯会 [event]

〜銭湯 x(舞 x 映像 x 音楽)+ 酒 + 飯 = 舞湯会
昭和8年築、都内最古の木造破風造りの大衆浴場である月の湯。
創業当時から79年間変わらぬ趣をみせるこの場所を舞台に、新しい物語が紡ぎだされる。〜

開場から1時間は"飲み"と"食"が楽しめます。
モコメシによる富士山のマグマカレーもご用意。
僕は生ビール係です。

舞湯会
2010.2.13
目白台 月の湯

18:00開場
19:00開演
¥2500/1drink +1food

Direction pinpin co
Dance 須永朝子 板垣あすか 西崎智子 岸山絵美
Visuals みかなぎともこ
Music 西尾峻
Sound Design 三河尻辰也
Lighting 上玉利佳哉
Drink + Food ガクセン モコメシ

主催 a cm
協力 月の湯 風呂ロック(吉祥寺弁天湯) ねねむ

舞湯会
http://a-cm.o0o0.jp/

2010年2月6日土曜日

2月9 – 11日 Reversible [operation]

田畑真希さんが構成・演出・振付のダンス公演です。音楽はDr惑星工場が生演奏します。という公演で音響を担当します。(正直初の演奏PAとなります。)稽古を見ましたが、ダンサー6人、同じ振りにしてもそれぞれキャラがあり清々しく、音楽は生だけどPOPからなんかTechnoとかReggaeのような要素まで含まれるような、とてもかっこいいグループです。

小さな劇場ですが、それならではの、エネルギッシュな雰囲気が充満した楽しい時間が過ごせると思います。ぜひお越し下さい!

Reversible
2010.2.9-11
こまばアゴラ劇場

2/9 (火)19:30開演(ポスト・パフォーマンストークあり)
2/10(水)19:30開演
2/11(祝木)15:00開演
      18:30開演
受付時間:開演30分前、開場時間:開演15分前

前売¥2500 当日¥3000 全席自由
(学生料金ともに¥500引き)

構成・演出・振付 田畑真希
出演 王下貴司 尾形直子 加藤若菜 カワムラアツノリ 田畑真希 田村嘉章
音楽・演奏 Dr惑星工場
照明 丸山武彦
舞台監督 宮田公一
音響 國府田典明

主催:(有)アゴラ企画 / こまばアゴラ劇場
企画制作:タバマ企画 / (有)アゴラ企画 / こまばアゴラ劇場
制作協力:レイヨンヴェール
技術協力:鈴木健介(アゴラ企画)
制作協力:林有布子(アゴラ企画)
芸術監督:平田オリザ

チケットはレイヨンヴェール
090-9023-4674
http://www.lerayonvert.net/

2010年2月4日木曜日

[思考] 世の中とのつながり

これは、もう20年くらい前に感じた感覚だが、ラジオをつけていると世の中とつながっている感じがする。(その前はTVをつけているとそう感じた。)

この時に、大事なのは生放送だということだ。僕は、小学校の時にFMを覚え、以来ラジオっ子症なところがあるが、実は、この「世の中の流れを感じておきたい」という、欲求からきている。

中学、高校と、TVは2インチの液晶テレビで過ごしたが、もっぱらラジオをつけて生活してきた。この頃は仙台に住んでいたが、東京に比べれば、ラジオもTVも録りの番組の割合が多い。俺は、レコーダーを聴いているんじゃない!なめるな!っと思ったものだ。

そういう感じなので、東京に戻ってきて、ほぼ生放送で埋め尽くされている放送が聴けるのは、非常に満足している。自分で好きにインターネットが見られるようになったのは、大学2年になる頃、2001年だ。まだISDN(接続方法を間違えて、ずっと電話回線だったけど 苦笑)の時代だ。そう考えると、まだネットをまともに使うようになって10年経ってないんだな。まだそういう頃なので、「つなぎっぱなし」のADSLになったのは、その1年後だったか、そうなると、インターネット(特にYahoo!トピック)が、その役割を担い始める。

でも、いまだに、ラジオをつけている。やはり他人によって編集されていて、公共的に流される情報の方が、まだ安心感があるみたいだ。さすがに、今となっては、TVはNHKのニュースとスポーツの生中継くらいしか、情報として信じられなくなってきている、というか、振り回されたくないので避けているというのが、忠実か。(まあラジオもある程度の台本ありきなんだろうけど、まだ、本心が見える気がする。)

最近では、twitterが何気に、その「世の中とつながっている」感をもつメディアだと、感じている。ある種「TV」だ。編集されていないTV。何を読み取るかは、自分次第。参加しなくても、どんどん情報が流れてくるので、それがTVみたいだ。(なぜ、ラジオではないのか、はわからない。)

でも気が向けば、自分も発信できるというのが、これが本当に次世代が来た感じがする。自分が発信するものとして、Blogが先行しているが、これはwebという広すぎる世界が、受け側にとって、まだ面倒な感じがあった。

twitterは、欲しい情報がtwitterというフォーマットに則って流れるので、情報を探すのも容易だ。面白いのは、有名人の情報と、友達の情報が並列であるという点。これが、「ネクストTV」みたいな感じを受けている。(やっぱりラジオではないみたい。)

世の中の人が、twitter疲れを起こさなければ、しばらくこの方法での情報収集は活かしていきたいものだ。
一気に普及したのは絶妙なバランスだったのかな。(1年前はこんなんじゃなかったぞ!某映画プロモーションで使ってました。)Blogである程度発信力に慣れていた段階で、より瞬発的な発信(=気軽な投稿)をすればいいじゃんというルールがそうさせた気がする。

さらにUstreamが面白すぎて、ラジオのナビゲーターが生放送しながらUstreamもやるというのが、ラジオっ子にはたまらない。だって、ディレクターとのやり取りが聞こえるんだもん。これって放送のOn Offの概念を根本的に変える事態だ起きている気がする。放送は、おままごとになってしまうのではないか。じゃあディレクターのしゃべりも流しちゃえって事にならないのか。

ただ、僕自身、「世の中とつながっている」感は、このラジオの例でいうと・・・、どっちもなのかな。

放送としては、公共な情報として責任を持ってもらいたいので、大事だし、
Ustはそこにいる生身の人の情報だということで、同じ時間を生活しているのが、心強いという感じ。

そういう訳で、最近はラジオをつけながらweb(googleのニュース・Yahoo!のトピックス・msnの産経ニュース、あと気象庁のレーダー)を見ながら、twitterのタイムラインと下手すればUstreamという、4元のリアルタイムメディアに囲まれながら過ごしているという、(これを書きながら思うが)とんでもない状態になってしまっている。

この欲求を何かに活かしたいものだ。
そういうわけで、「ライブ」にこだわるんでしょうかね。「ライブ」が好きです。

2010年1月24日日曜日

1月24日 坂本さんのビールとモコメシ[event]

当日のご案内となってしまいましたが、「坂本さんのビールとモコメシ」というイベントを、目白駅近くの花屋さん「花よろず」さんで行います。
坂本さんは渋谷の「BERGO」というベルギービール専門店の店長さんです。ビール専門のバーテンさんということで、生ビールのうまさ、(注ぎ方でも変わるということで)ぜひ、ご堪能下さい。
モコメシは、今回、このベルギービールにちなんだ料理でお待ちしています。

「坂本さんのビールとモコメシ」
2010年1月24日(日)
目白「花よろず」
19:00〜22:00
¥4000 / Freedrink
¥3500 / 2drink
(どちらもFood込み)

ビールの銘柄、フライヤーイメージはこちら

仕込みの様子のUstreamはこちら(そのままなので非常に長いです)

僕はスタッフで参加します。

2010年1月20日水曜日

[思考]郊外に住むという事

「新しい郊外」の家 著:馬場正尊

この本で書かれている生活は「都市」の生活である。
基本的には、都心で仕事をしている人と、生活を構成する人間関係は変わらない(ようだ)。時間が経てば変わるかもしれないが、例えば、田舎的人間関係を求めて、田舎へ移住したという話ではない。

また、これまでの郊外:「ベッドタウン」と異なるのは、単純にコストパフォーマンスを求めて、都心から距離を置くという事ではなく、個人の生活にとって何を大事にしたいかを、思考し、場所が選択され、「家」を作る、生活パターンを考え直すという発想に基づいている。

ただ、「郊外に一軒家」という消費行動は従来からある。
郊外で「一軒家」を買う(売る)際のうたい文句は、都心で得にくいもの、例えば、自然であったり、広さ(人口密度、生活環境)であったりする。

これに関して、結果的に出てきたものは同じもののような気がしているが、アプローチの仕方がその「消費行動」と異なる。

・馬場氏が建築家であった事(建物を造る事ができる)
・住む場所を「リサーチ」する事からはじめている(プロジェクトを立ち上げている)
・都心と郊外の2拠点での生活の実験としている(現在進行形)

これらは、意識として、馬場氏の思考から発せられるものであり、「商品」や「コスト」の都合による消費行動ではない。これは、正に「創造的行為」である。

だが、その周辺に同様に建てられた住居に住む人々にとっては、消費的側面も厳密には含まれると考えられる。
それらの住居に住む人々が、何かしらの問題意識や、創造的興味をもって、もしくは、馬場氏との関係性をもって移住するなど、しない限りは、その消費行動から完全に脱することにはならない。
馬場正尊という住宅メーカーから買った家でしかないような気がする。

この本の中で、新しい状況として紹介されているのは、クリエイティブ職の拠点としての郊外。
ベッドタウンではない。デスクタウンとでもいうのか。

となれば、都心、都会の必要性や形状が変化する可能性があるということではないか。
物理的コミュニケーションの効率性を考えたとき、都市の必要性が見いだせるが、制作業務は必ずしも都心である必要はなさそうだ。報道等を除いて。

コミュニケーションが技術的に高度化し、また物理的にも交通が高機能かつ普及してきている現在ならではの、生活のスタイルの始まりが書かれているのかもしれない。
ここにおいて、いよいよ、高度成長、物理的充実を経た後の、生活が主体となる人間活動の時代となっていきそうな、少し現実味を帯びた期待が持てそうな気がしている。

郊外に住むという現実
そこでの妙な魅力
現実的である、調整された美しさ

最近、東京という街が消費システムであるという見方を覚え、その点、息苦しさを感じている(家賃、食事、広告や店舗の誘惑など)。
しかし、生れ故郷でもあるのだ。
厳密には荒川より外周で育っているので、都心で生れ育つ感じとは異なる。
下町とも異なる。
東京23区でありながら、郊外の要素も含み始める、足立、葛飾、江戸川のグレーゾーンでの生活が染み付き、そのエリアでの生活は、まず不自由はない。なんともないというのが正直な感覚か。

今現在は、試しに川を超えて豊島区に住んでいて、新宿、渋谷界隈へのアクセスが圧倒的に良くなり、そもそも池袋は生活圏内である。この歳でこうした事は、よかったとも思っている。
やはり、仕事にもつながりそうな友人関係と、実際に会って何かする必要性はあるし、そのコミュニティ形成は、これからより大事になっていく。

今持っている、東京都心部で得た人的ネットワークを、ある種「お隣さん」的つながりとして発展させていくことができないか、個人的に興味がある。
しかし、この消費システム東京、いかに、そこからは外れて生活していけないものか、しばらく模索することにするか。

今この時代、東京だからできることって何だ。

2010年1月6日水曜日

急告 1月15日 Restaurant + Balance Closing Party [DJ]

野菜中心のメニューで好評のRestaurant + Balanceが15日で移転のため、千駄ヶ谷のお店を閉めます。
そのクロージングパーティweek最終日にDJ急きょ決定!
広尾でオープンの4月までの分、食べ貯めておきましょう!

ちなみにClosingスケジュールは↓

9日 19:30〜24:00 フリードリンクと新年料理 4000円
10日 11:00〜15:00 餅つき 3000円 10名様まで
12〜15日 19:30〜24:00 (最終日のみ26時まで) フリードリンクとコース 4000円
(10日以外は定員45名程度を予定)

詳細はコチラ

2010年1月2日土曜日

謹賀新年 2010

あけましておめでとうございます

旧年中は皆様には大変お世話になりました。

今年は
AAPA における音響・制作活動・運営の拡充をはじめ、

個人においても
DJ、特にケータリングスタイルでのDJ活動や、
畑楽(はたらく)などのイベント実施・展開、
舞台音響オペレーションなど

DJを発想のベースとし、その手法を用いた音制作・研究・活動展開を進めていきたいと思います。

より一層の皆様のご指導、ご鞭撻を賜り、成長していきたいと考えております。起用して頂けるような機会がございましたら、お気軽にご連絡ください。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

國府田典明